心不全と認知機能障害に関するレビューの一部
紹介バイアスがありますので、ご参考程度に。
• 今回のレビュー結果から、入院心不全高齢患者における認知機能障害有病率は、27.6~76.5%であった。
• 入院心不全高齢患者は、65歳以上地域住民と比較して、認知機能障害有病率が高い(下表参照)。
• 基準として、日本の65歳以上地域住民から無作為に抽出して協力を得た1341名を対象とした調査から、認知機能障害(MMSE<24)有病率10.8%(143/1319名)を示す。(粟田ら,2015.)
• 心不全の有無と認知機能障害を検討した4つの症例対照研究結果から、心不全は認知機能障害を67%増加させたことが示されている(OR1.67,95%CI:1.15-2.42)。(Cameron J, J card Fail,2017.)