とがめも

巨人の肩に立つ。民間病院の看護師、大学院生。すぐ忘れるので、学習置き場として

お勉強メモ

【RCT予備調査】日本における入院心不全患者に対する心不全セルフケアプログラムの効果

入院心不全患者に対する心不全セルフケアプログラムの効果に関するRCTを読みましたので、共有します。 【要約】 ①入院心不全患者に対する包括的チームによる心不全セルフケアプログラムを開発した。 ②このプログラムによって、主要アウトカムである心不全セ…

【メタ解析】高齢者のサルコペニアは、生命予後と身体機能予後に大きく影響を与える。

サルコペニアに関するメタ解析を読んだので、振り返り。 生命予後への影響は3.6倍、身体機能低下の危険性は2.6倍。 D:観察研究のメタアナリシス、 F/U:0.25-10年間 P:60歳以上の老年患者 E:サルコペニアであると、 C:サルコペニアでない患者と比較して、 O:…

入院高齢者の生命予後規定と身体機能検査

低栄養と身体機能の関連について検索して行き着いた。という経緯だったと記憶している。 おまけとして、調査機関の所在は、アジアでいうハワイみたいなところ。 【結論】 低栄養は頻繁であり、死亡率と関連していた。 しかし、もっとも予後を説明した因子は…

心不全を有する患者に対する必須アミノ酸によるRCT2008年

第21回日本心不全学会学術集会at秋田に参加した際に、紹介されていた論文を読んだので、振り返り。 心不全栄養の論文。 【Jounalの情報】 European Jounal of Heart Failure IF:6.98 【タイトル】 『慢性心不全を有する、筋肉量の少ない[上腕筋面積(AMA)<10…

MNA®による栄養評価、世界的に低栄養の有病率は高い

リハビリ栄養フォーラム2017in仙台で紹介されていた栄養スクリーニングツールの、the Mini Nutritional Assessment ( MNA® )とMNA-Short Form ( MNA-SF® )を勉強したので、振り返り。 まとめ 背景-開発と公開 低栄養の有病率は高い MNA-SF®の強み 2010年に、…

栄養状態が悪い無症候性心疾患の方は、生命予後に悪い影響がある

今の職場において、低栄養による健康への影響ってどんなことがあるのか調べたので、振り返り。 【まとめ】 http://www.cardio.med.tohoku.ac.jp/class/pdf/2013-13.pdf タイトル : 無症候性心疾患を有する患者における栄養状態による予後への影響 追跡期間の…

血清蛋白は低栄養診断項目ではない

リハ栄養フォーラム2017 in 仙台(2017/5/27)で前田先生が引用していた論文を振り返り。 2012年米国栄養士会(AND : The Academy of Nutrition and Dietetics)と米国静脈経腸栄養学会(ASPEN : the American Society for Parenteral and Enteral Nutrition)から…